好評連載
2026年2月号
私の美術散歩
#アート#ギャラリー#旭川
砂澤ビッキの生きた時代 ―木の声を聴くためにー
旭川美術館で開催中の「砂澤ビッキの生きた時代」展は、木と向き合い続けた一人の造形家の“生きた時間”を体感できる特別な展覧会です。作品を前にすると、彫刻というより、木そのものが語りかけてくるような不思議な感覚に包まれます。ビッキは、木を素材として扱うのではなく、自然の痕跡を読み取り、その声を作品として作り上げたのです。だからこそ、彼の作品には、荒々しさと静けさ、生命力と祈りが同時に宿っているようです。
